アクティビストと呼ばれるファンドの活動は、ファンドがコーポレート・ガバナンスやM&A取引にポジティブな影響とネガティブな影響をもたらしうる。ネガティブな影響を緩和ないし除去するために、会社に対する株主の信認義務のような新たな法理を導入すべきとする提言もなされているが、そのような方法ではファンド積極主義のポジティブな側面を減殺するおそれがあるので、既存の法理の活用で対処すべきである。