民族誌データと数理モデルの融合による社会構造変動理論の構築:格差に着目して
研究課題情報
- 体系的番号
- JP19K21715
- 助成事業
- 科学研究費助成事業
- 資金配分機関情報
- 日本学術振興会(JSPS)
- 研究課題/領域番号
- 19K21715
- 研究種目
- 挑戦的研究(萌芽)
- 配分区分
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- 基金
- 審査区分/研究分野
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- 中区分8:社会学およびその関連分野
- 研究機関
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- 東京大学
- 東北大学
- 研究期間 (年度)
- 2019-06-28 〜 2025-03-31
- 研究課題ステータス
- 交付
- 配分額*注記
- 6,370,000 円 (直接経費: 4,900,000 円 間接経費: 1,470,000 円)
研究概要
本研究の目的は人間の社会構造における多様性の発生要因および発生過程を,とくに格差に注目して長期的スケールで説明可能なモデルを構築することである.具体的には,(1) 文化人類学の手法によって入手した個人間の相互作用に関するデータに基づきゲーム理論モデルを構築し,集団レベルの格差の拡大や縮小が説明可能かを検討する.(2) そうした相互作用から,自然人類学・考古学的な時間スケールで起こる社会構造の変化,とりわけ格差の現れ方の多様性などが説明可能かを検討する.そのための研究戦略として,モンゴルとナミビアと いう非工業化社会の現地調査に基づく独自の民族誌データセットに依拠する.