分子マーカーによる根圏の可視化から読み解く樹木開花遺伝子の発現制御戦略
研究課題情報
- 体系的番号
- JP20H00436
- 助成事業
- 科学研究費助成事業
- 資金配分機関情報
- 日本学術振興会(JSPS)
- 研究課題/領域番号
- 20H00436
- 研究種目
- 基盤研究(A)
- 配分区分
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- 補助金
- 審査区分/研究分野
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- 中区分40:森林圏科学、水圏応用科学およびその関連分野
- 研究機関
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- 国立研究開発法人森林研究・整備機構
- 研究期間 (年度)
- 2020-04-01 〜 2024-03-31
- 研究課題ステータス
- 交付
- 配分額*注記
- 44,980,000 円 (直接経費: 34,600,000 円 間接経費: 10,380,000 円)
研究概要
気候変動による森林生態系における物質循環への影響に関する研究の多くは樹冠中心に行われ、地下の生態系は「ブラックボックス」とされてきた。しかし、葉や果実の分解や細根から栄養塩の吸収など地下生態系の諸プロセスは、森林生態系の物質循環の駆動力であると注目されつつある。そこで本研究では、遺伝情報に基づく個体毎の樹冠-細根-菌根菌共生系の空間分布の解明、地上部-地下部間の窒素・炭素資源動態の経時変動パターンの解明に取り組む。これらと花芽形成および窒素代謝に関わる遺伝子発現の因果関係を検出することにより、植物-土壌系の窒素循環が結実豊凶現象を制御する仕組みの解明を目指す。