オランダ別段風説書の研究
研究課題情報
- 体系的番号
- JP20H01314 (JGN)
- 助成事業
- 科学研究費助成事業
- 資金配分機関情報
- 日本学術振興会(JSPS)
科研費情報
- 研究課題/領域番号
- 20H01314
- 研究種目
- 基盤研究(B)
- 配分区分
-
- 補助金
- 審査区分/研究分野
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- 小区分03020:日本史関連
- 研究機関
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- 青山学院大学
- 研究期間 (年度)
- 2020-04-01 〜 2023-03-31
- 研究課題ステータス
- 完了
- 配分額*注記
- 14,950,000 円 (直接経費: 11,500,000 円 間接経費: 3,450,000 円)
研究概要
本研究は、アヘン戦争を契機として、従来の「風説書」とは別にオランダ船が日本にもたらした、詳細で体系的な海外情報である「別段風説書」について、その内容と国内における動向を研究するものである。具体的には、国内に残されている写本の継続調査、内容の詳細な検討を行う。また、その成立から終焉の過程、幕府・諸藩・在地社会における情報伝達・漏洩・深化の実態、情報の収集・分析・活用や影響について、幕閣・幕臣・諸侯・諸藩士・民衆の相互の関係を意識しつつ追及していく。さらに西洋史の側から「別段風説書」の世界史的意義を位置付ける。以上を通じて世界史的視座に基づく新しい日本の近世史像を描くことを目指す研究である。