高等植物におけるセレンの有用性・必須性の分子機構と新規セレン耐性機構の証明
-
- 丸山 明子
- 研究代表者
- 九州大学
研究課題情報
- 体系的番号
- JP20H05511
- 助成事業
- 科学研究費助成事業
- 資金配分機関情報
- 日本学術振興会(JSPS)
- 研究課題/領域番号
- 20H05511
- 研究種目
- 新学術領域研究(研究領域提案型)
- 配分区分
-
- 補助金
- 審査区分/研究分野
-
- 複合領域
- 研究機関
-
- 九州大学
- 研究期間 (年度)
- 2020-04-01 〜 2022-03-31
- 研究課題ステータス
- 交付
- 配分額*注記
- 6,240,000 円 (直接経費: 4,800,000 円 間接経費: 1,440,000 円)
研究概要
高等植物におけるセレン(Se)の必須性は不明である。硫黄の同族元素Seは、セレン酸として硫酸イオン輸送体(SULTR)により植物に取り込まれ、硫黄と同じ機構で同化される。私たちはSULTR欠損株を用いる事により、Se欠乏症状・低濃度Seによる生育促進を見出すとともに、硫黄源の違いによるSe耐性の変化を見出した。 本研究では、これらの表現型をもたらす生物学的背景を解明し、Se有用性・必須性の分子基盤を示すとともに、Se耐性とSe動態・化学形態の変化の相関から植物にSe耐性をもたらす機構を明らかにする。