歯髄幹細胞の神経再生におけるPDGFRβの機能解析と脳梗塞の細胞治療への応用
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- 祐田 明香
- 研究代表者
- 九州大学
研究課題情報
- 体系的番号
- JP20K18539
- 助成事業
- 科学研究費助成事業
- 資金配分機関情報
- 日本学術振興会(JSPS)
- 研究課題/領域番号
- 20K18539
- 研究種目
- 若手研究
- 配分区分
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- 基金
- 審査区分/研究分野
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- 小区分57030:保存治療系歯学関連
- 研究機関
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- 九州大学
- 研究期間 (年度)
- 2020-04-01 〜 2024-03-31
- 研究課題ステータス
- 完了
- 配分額*注記
- 4,160,000 円 (直接経費: 3,200,000 円 間接経費: 960,000 円)
研究概要
PDGFは主に間葉系幹細胞に対し遊走・増殖刺激活性を有するタンパク質であり、その受容体はPDGFRαおよびPDGFRβの2種類が知られている。ヒト歯髄幹細胞において、PDGFRαおよびオリゴデンドロサイトの分化マーカーの遺伝子発現が認められることが報告されている。 以上のことから、歯髄幹細胞はオリゴデンドロサイトへの分化の可能性を有しており、さらに、PDGFRβが分化促進に関与する可能性があるのではないかと仮説を立て様々な検討を行う。本研究から得られる結果により、PDGFRβをターゲットとした歯髄幹細胞の移植は、新たな脳梗塞の細胞移植療法のひとつとして応用できる可能性があると考えられる。