末梢静脈カテーテル留置術(PIVC)は薬剤投与を行う目的で行われるが、穿刺困難な静脈に穿刺する場面では、PIVCの不成功による合併症や苦痛、治療開始の遅れが問題となる。 本研究では、穿刺困難な静脈の血管怒張を促すために日常的に行われる方法の一つである、駆血前の温罨法の加温条件を検討する。さらにその加温条件によって温罨法を実施し、駆血した場合においても、非温罨法時と比較して穿刺静脈の静脈怒張に有効であることを検証する。