パーキンソン病は高齢者に多くみられるが、受診歴のある者の3分の2程度は重症度等により指定難病医療費の受給がなく、行政による難病事業等の対象となっていない可能性がある。生活の質を保つためには、適切な医療・介護を受け、重症化予防や転倒等による骨折や誤嚥による肺炎に伴う寝たきり等を防ぐことが重要である。そこで、本研究では、医療・介護サービス利用が患者に与える影響について評価する。