間葉系幹細胞の細胞・分泌因子を応用した新規口腔がん治療法の開発研究
研究課題情報
- 体系的番号
- JP21K10046
- 助成事業
- 科学研究費助成事業
- 資金配分機関情報
- 日本学術振興会(JSPS)
- 研究課題/領域番号
- 21K10046
- 研究種目
- 基盤研究(C)
- 配分区分
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- 基金
- 審査区分/研究分野
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- 小区分57060:外科系歯学関連
- 研究機関
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- 佐賀大学
- 研究期間 (年度)
- 2021-04-01 〜 2024-03-31
- 研究課題ステータス
- 交付
- 配分額*注記
- 4,160,000 円 (直接経費: 3,200,000 円 間接経費: 960,000 円)
研究概要
がんの形成・進展には、がん細胞のみならず、がん細胞周囲に構築される微小環境が重要である。間葉系幹細胞(mesenchymal stem cells; MSCs)は多様な免疫細胞の機能を調節し、優れた免疫調節能を発揮する。また、腫瘍集積性や低免疫原性を有しており、MSCsを用いた抗がん治療が期待される。近年、MSCsが分泌するエクソソーム(MSC-EXO)にMSCsと同様の治療効果を備わっていることが明らかとなった。本申請研究では、MSC-EXOと細胞に発現するリガンドが、口腔がんに対して直接的抗腫瘍作用をもたらすかを検証する。さらに、MSCsによる間接的抗腫瘍作用のメカニズムも明らかにする。