本研究は学習者間の情報交換の活性化を目的とした研究開発を行います。演習授業での学生同士のやりとりは、先生からの説明を補う効果があります。しかし、初心者が自身の陥った状況をちゃんと把握して他の人にうまく質問することは難しいことが多くあります。これではそれぞれの学習者の失敗体験が埋もれてしまいます。そこで、学習者同士がうまく情報交換をできるような学習のための空間をシステムとして構築することを考えます。3年間で状況分析の方法と情報交換のための場の設計と開発を行って、実際の授業での評価を行います。