砕屑性ジルコンによる土器製作地の精密解析:古代物流解析ツールとしての可能性の検証
研究課題情報
- 体系的番号
- JP21K18381
- 助成事業
- 科学研究費助成事業
- 資金配分機関情報
- 日本学術振興会(JSPS)
- 研究課題/領域番号
- 21K18381
- 研究種目
- 挑戦的研究(萌芽)
- 配分区分
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- 基金
- 審査区分/研究分野
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- 中区分3:歴史学、考古学、博物館学およびその関連分野
- 研究機関
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- 九州大学
- 研究期間 (年度)
- 2021-07-09 〜 2024-03-31
- 研究課題ステータス
- 完了
- 配分額*注記
- 6,370,000 円 (直接経費: 4,900,000 円 間接経費: 1,470,000 円)
研究概要
本研究は,地球科学分野で確立・熟成された解析手法の他研究分野への最大級の波及効果を狙った世界初の試みであり,最先端の解析手法を考古学分野に提供するための挑戦的課題である.具体的には,近代地質学への最大のパラダイムシフトである「ジルコンの局所年代法」を土器に適用する.本研究では,破壊を伴う解析に必要な土器の総量とジルコン混入の起源について,ジルコン年代測定に加え,鉱物分離,胎土分析,鉱物種分析からアプローチする.土器は世界各地の遺跡から普遍的に出土し,一つの遺跡から多量に出土する場合もあるため,本分析手法の確立により,極めて「広域的に」「高密度で」「高精度な」物流ネットワーク解析が展開できる.