真空中の液滴で挑む過冷却液体の未踏領域
研究課題情報
- 体系的番号
- JP21K18604
- 助成事業
- 科学研究費助成事業
- 資金配分機関情報
- 日本学術振興会(JSPS)
- 研究課題/領域番号
- 21K18604
- 研究種目
- 挑戦的研究(萌芽)
- 配分区分
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- 基金
- 審査区分/研究分野
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- 中区分13:物性物理学およびその関連分野
- 研究機関
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- 九州大学
- 研究期間 (年度)
- 2021-07-09 〜 2024-03-31
- 研究課題ステータス
- 交付
- 配分額*注記
- 6,500,000 円 (直接経費: 5,000,000 円 間接経費: 1,500,000 円)
研究概要
本研究は、真空中の液滴を扱う我々独自の実験手段で、従来困難だった過冷却深部の未踏領域の探索に挑戦する。例えば4℃での密度最大など、水の謎の解明は、物質科学から生命科学にまで波及する重要な課題である。この謎の主要因の一つが過冷却液体の科学の空白地帯にあることから、本手法で可能となる低温領域への新たなアプローチで、過冷却状態の高密度水-低密度水間の相転移など、水の相図問題に挑む。なお、この問題に取り組む戦略として、ポリオール混合溶液、塩添加溶液など水溶液系も対象とし、基本的な諸物性を明らかにする。これらの研究を通して、過冷却液体の科学の深化を図る。