淡水紅藻希少種オキチモズクの個体群維持機構の解明
研究課題情報
- 体系的番号
- JP22K05691 (JGN)
- 助成事業
- 科学研究費助成事業
- 資金配分機関情報
- 日本学術振興会(JSPS)
科研費情報
- 研究課題/領域番号
- 22K05691
- 研究種目
- 基盤研究(C)
- 配分区分
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- 基金
- 審査区分/研究分野
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- 小区分39060:生物資源保全学関連
- 研究機関
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- 九州大学
- 研究期間 (年度)
- 2022-04-01 〜 2025-03-31
- 研究課題ステータス
- 交付
- 配分額*注記
- 4,160,000 円 (直接経費: 3,200,000 円 間接経費: 960,000 円)
研究概要
オキチモズクは、個体群の縮小・消失、遺伝的多様性の低下が危惧されている淡水大型紅藻で、早急な保全が必要である。本研究では次の2点に着目する。 ①本種の生態を理解するうえで鍵となる生育地の光環境に対し、新たに開発する低価格デジタルデバイスを用いた多地点同時解析を通して、生育の長期・積算的な指標(生育密度、藻体長)と瞬間的な指標(光合成、光阻害、水温)、各種物理環境との相関を検証し、個体群の維持に支障をきたす恐れのある環境要因、および景観を特定する。 ②マイクロサテライトを用いた遺伝的多様性解析により、本種の個体群間・内の遺伝的流動の有無、遺伝的多様性の程度を明らかにし、個体群の持続可能性を評価する。