分解能の異なる2種類のX線CT装置を用いて、青果物の細胞組織および果実全体スケールで連続スライス画像を取得し、部位ごと、貯蔵期間ごとの構造特性を明らかにするとともに、3次元立体構造モデルを再構築し、実形状に基づく数値シミュレーションを行うことで、実験的に計測することが難しい微小領域での局所的な物性値を推算し、これをノーマル分解能X線CT装置の解析部に組み込むことより、諸物性値分布の3次元リアルタイム可視化を可能とする。