仮設住宅集会所「みんなの家」の再利用に見る持続可能性と創造的復興の要因
研究課題情報
- 体系的番号
- JP22K04494
- 助成事業
- 科学研究費助成事業
- 資金配分機関情報
- 日本学術振興会(JSPS)
- 研究課題/領域番号
- 22K04494
- 研究種目
- 基盤研究(C)
- 配分区分
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- 基金
- 審査区分/研究分野
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- 小区分23030:建築計画および都市計画関連
- 研究機関
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- 九州大学
- 研究期間 (年度)
- 2022-04-01 〜 2025-03-31
- 研究課題ステータス
- 交付
- 配分額*注記
- 4,160,000 円 (直接経費: 3,200,000 円 間接経費: 960,000 円)
研究概要
熊本地震後に建設された仮設住宅には、集会所である「みんなの家」が合計84棟建設された。これらは仮設住宅の閉鎖後にも、半数以上が住民とのワークショップなどを経て再利用されており、市町村に移管された仮設住宅にそのままの形で残るものから、解体移築や合築されて、全く異なる形になったものまで、様々な事例がある。みんなの家は、仮設で暮らした方々にとっては思い出の残る建物でもある。それを資源としても、記憶としても継承することは、持続可能な社会とコミュニティを考える上でも大きな意味を持つ。この一連の流れを明らかにし、被災者の痛みを軽減し、持続可能で創造的な復興を成立させる要因について考察する。