本研究は授業時間外の隙間時間において「内在的趣向性(好きなこと)」に基づく自由で多様なICTの学びが教科カリキュラムが設定する学習目標にどのように到達するかを実証し,各種学習行動データとメタ認知や学習方略などの関係性を検証するものである。本研究は音楽や料理など身近でヒトの文化的で豊かな営みに大きく影響を与えるとされる内在的趣向性(好きなこと)に着目する。好きなことの学習に伴う認知スキルを強化し、それらを隙間時間外国語学習に向けようとするものである。DXパラダイムにおいて「学びの多様化」への期待を踏まえDX時代の「学びの多様化」に対して「個々の強みを重視した」学びの提言を目指す。