本研究は、カーボンニュートラル社会の実現を見据え、IEAフェーズ6(変動性再生可能エネルギーが大量導入された状態)到達までのエネルギーシステム(太陽光発電、風力発電、電気自動車、水素等変換・貯蔵、その他の機器のボリュームバランス)の理想像を明らかにするものである。 カーボンニュートラル社会を実現するために、例えば、電気自動車・蓄電池がどれだけ必要か、住宅の屋根にどの程度の太陽光発電パネルを載せるべきか、などIEAフェーズ6に至るまでの求められる要件と理想的(最小限の設備投資)な配置を明らかにする。