アミロイドーシスは38種の原因タンパク質によって起こる大きな疾患単位である。本疾患は超高齢化社会の到来とともに患者数が増加の一途を辿っている。本疾患の治療はこれまで病気の進行を遅延させる効果はあるが、一旦組織にアミロイド沈着をきたすと、それを治療することはできない。本研究の目的は放射線を用いたアミロイドーシスの新しい治療法を開発することである。本研究ではアミロイドβ とトランスサイレチンのアミロイド線維の形成抑制と線維分解に必要な放射線量を解析する。次にその放射線量を元に疾患モデルに放射線を照射して効果を解析する。本研究を通して放射線を用いたアミロイドーシスの新しい治療の道を切り拓く。