近年、銅多孔質体を用いることで、従来研究で報告されているメカニズムでは説明できない非常に高い限界熱流束が報告されている。本研究では、赤外線を透過するサファイヤ基板上に銅多孔質体を設置することで、高速度カメラと赤外線サーモグラフィーを用いた加熱時の伝熱面吸液性能の影響を評価し、銅多孔質体の限界熱流束向上メカニズムの解明を行う。解明されたメカニズムをもとに、限界熱流束を向上するための新たな多孔質体製作を行い、限界熱流束のチャンピョンデータを更新することを最終目的とする。