ARDSの病態の根幹は、肺胞隔壁(血管内皮細胞や肺胞上皮細胞が形成するバリア)の破綻であるが、その機序は十分に解明されていない。本研究では、敗血症患者の血清で高値となる乳酸やmtDNAが肺胞隔壁の破綻やARDSの発症に寄与しているか検討を行う。 血管内皮細胞・肺胞上皮細胞のミトコンドリア機能を維持することで、ARDSの病態が抑制されることが示されおり、その機序についても検討を行う。 こららの研究を通じてARDSに対する新規治療薬の開発を目指す。