戦間期、越境する活動家に対するサーベイランスの実態とその限界

研究課題情報

体系的番号
JP23H00017
助成事業
科学研究費助成事業
資金配分機関情報
日本学術振興会(JSPS)
研究課題/領域番号
23H00017
研究種目
基盤研究(A)
配分区分
  • 補助金
審査区分/研究分野
  • 中区分3:歴史学、考古学、博物館学およびその関連分野
研究機関
  • 九州大学
研究期間 (年度)
2023-04-01 〜 2028-03-31
研究課題ステータス
交付
配分額*注記
46,410,000 円 (直接経費: 35,700,000 円 間接経費: 10,710,000 円)

研究概要

戦間期、アジア・アフリカ地域の植民地では植民地統治からの解放を目指す植民地抵抗運動が活発化した。運動に携わる活動家の中には植民地国家の取り締まりを逃れ、国境を越えて活動を継続する者もいた。こうした移動する活動家に対して、植民地国家は政治情報警察などによる情報収集や、収集した情報をほかの植民地との間で回覧・共有することにより、その動向や所在、活動の実態を把握しようとしていた。本研究はこの植民地国家による移動する活動家に対する情報収集活動を、活動家の側の動向や所在、活動の実態と比較し、さらに双方の活動の重要な「場」であった港に注目しつつ検討し、その実態と限界を明らかにすることを目的とする。

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