炭素質小惑星における水溶性塩と有機化合物の化学進化
研究課題情報
- 体系的番号
- JP23H00148
- 助成事業
- 科学研究費助成事業
- 資金配分機関情報
- 日本学術振興会(JSPS)
- 研究課題/領域番号
- 23H00148
- 研究種目
- 基盤研究(A)
- 配分区分
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- 補助金
- 審査区分/研究分野
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- 中区分17:地球惑星科学およびその関連分野
- 研究機関
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- 九州大学
- 研究期間 (年度)
- 2023-04-01 〜 2027-03-31
- 研究課題ステータス
- 交付
- 配分額*注記
- 47,970,000 円 (直接経費: 36,900,000 円 間接経費: 11,070,000 円)
研究概要
自然界では至る所に多くの種類の有機化合物が見出され、原始太陽系に存在した有機化合物は地球での生命の誕生に関わっている可能性があり興味が持たれている。本研究では炭素質小惑星の水溶性成分を分析して、無機・有機イオンと有機分子の状態を明らかにし、始原的小惑星の塩水組成などの水圏環境と有機物の化学進化を解明する。さらに、無機塩と簡単な有機分子が反応して生成する光学異性体を持つ有機イオン種の立体化学を明らかにする。リュウグウ試料と種々の炭素質隕石の研究と合わせて、原始太陽系で起こった水―無機イオン―有機物の化学進化を解析する。