ウランの起源解明のための未知アクチニド核の分光実験
研究課題情報
- 体系的番号
- JP24H00008 (JGN)
- 助成事業
- 科学研究費助成事業
- 資金配分機関情報
- 日本学術振興会(JSPS)
科研費情報
- 研究課題/領域番号
- 24H00008
- 研究種目
- 特別推進研究
- 配分区分
-
- 補助金
- 審査区分/研究分野
-
- 理工系
- 研究機関
-
- 大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構
- 研究期間 (年度)
- 2024-04-01 〜 2029-03-31
- 研究課題ステータス
- 交付
- 配分額*注記
- 642,460,000 円 (直接経費: 494,200,000 円 間接経費: 148,260,000 円)
研究概要
身の回りの物質を構成する元素の起源は、宇宙初期や星の中での元素合成と考えられている。数ある元素合成過程の中でも速い中性子捕獲過程(r過程)はウランやトリウムを合成できる唯一の過程である。r過程は非常に高温で中性子が密集した爆発的天体環境で進行するが、その天体サイトは解明されていない。未知の中性子過剰な原子核を合成して進行するr過程を理解するためには関与する原子核の性質の知識が必要であるが、実験データが不足しており、また理論的な予測も困難である。本研究では未知の中性子過剰なアクチニド同位体を合成してその性質を調べることで、理論予測の信頼度を高めてr過程元素合成過程の包括的な理解を目指す。