血液透析、腹膜透析、腎移植は、腎不全に対して行われる腎代替療法であり、患者の価値観や生活背景などから患者に見合った治療の選択と患者の満足度を高めるために、患者参加型の共同意思決定による療法選択が推奨される。しかし、日本の腎不全看護における患者報告型アウトカムとして、健康関連QOLやセルフケア等が評価される中、治療満足度を図る信頼性妥当性が検証されたものはない。より質の高い腎代替療法選択支援を行う上で必要な患者報告型アウトカムの一つである治療満足度の尺度開発を行い、腎代替療法選択支援におけるSDM実装モデルを構築する。