FASER実験における未開拓エネルギー領域でのニュートリノ研究

研究課題情報

体系的番号
JP23K20234
助成事業
科学研究費助成事業
資金配分機関情報
日本学術振興会(JSPS)
研究課題/領域番号
23K20234
研究種目
基盤研究(B)
配分区分
  • 基金
  • 補助金
審査区分/研究分野
  • 小区分15020:素粒子、原子核、宇宙線および宇宙物理に関連する実験
研究機関
  • 九州大学
研究期間 (年度)
2020-04-01 〜 2025-03-31
研究課題ステータス
交付
配分額*注記
18,070,000 円 (直接経費: 13,900,000 円 間接経費: 4,170,000 円)

研究概要

FASER実験は、CERNにおいてLHCのビーム衝突点の超前方に未知粒子探索のための検出器とニュートリノ研究のための検出器を配置し、LHCの運転期間となる2022~25年にデータを取得する。本研究はこれらの検出器の間にインターフェース検出器を追加することで、全ての検出器を統合した解析を実現する。そして正・反ミューニュートリノの区別、ニュートリノのエネルギー分解能の向上、背景事象の抑制、世界初の正・反タウニュートリノを区別した測定を目指す。さらにLHCがビーム強度を増強する2029年以降を見据え、新たな施設や検出器の大型化を検討し、今後の高エネルギーニュートリノ研究の道を拓く。

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