第一次世界大戦と「戦争文化」-「敵を憎む心」の形成と戦後社会への影響
研究課題情報
- 体系的番号
- JP23K20491
- 助成事業
- 科学研究費助成事業
- 資金配分機関情報
- 日本学術振興会(JSPS)
- 研究課題/領域番号
- 23K20491
- 研究種目
- 基盤研究(B)
- 配分区分
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- 基金
- 補助金
- 審査区分/研究分野
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- 小区分03010:史学一般関連
- 研究機関
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- 東海大学
- 研究期間 (年度)
- 2021-04-01 〜 2025-03-31
- 研究課題ステータス
- 交付
- 配分額*注記
- 17,160,000 円 (直接経費: 13,200,000 円 間接経費: 3,960,000 円)
研究概要
「戦争文化」という概念を軸にして、第一次世界大戦における総力戦を支える民衆心性の構築・発展過程と戦後社会の変化を、東西ヨーロッパ及び日本を中心に比較研究を行うものである。「戦争文化」とは「敵を憎む心性」を指し、ヨーロッパにおける第一次世界大戦研究及び戦後研究に新たな次元を開拓している。本研究の目指すものは、以下の3点である。①兵士や民間人を4年間以上に動員することに成功した背景にある「戦争文化」は、各国で如何にして形成・強化されていくのか。②大戦中に形成された「戦争文化」が戦後どのように変容していくのか。③日本は、ヨーロッパ社会における「戦争文化」の形成と戦後社会への影響をどう捉えたか。