励起子トランジスタの創成と励起子輸送の学理探求:情報担体へ進化する励起子
研究課題情報
- 体系的番号
- JP23K20953
- 助成事業
- 科学研究費助成事業
- 資金配分機関情報
- 日本学術振興会(JSPS)
- 研究課題/領域番号
- 23K20953
- 研究種目
- 基盤研究(B)
- 配分区分
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- 基金
- 補助金
- 審査区分/研究分野
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- 小区分21050:電気電子材料工学関連
- 研究機関
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- 九州大学
- 研究期間 (年度)
- 2021-04-01 〜 2025-03-31
- 研究課題ステータス
- 採択後辞退
- 配分額*注記
- 17,290,000 円 (直接経費: 13,300,000 円 間接経費: 3,990,000 円)
研究概要
励起子は電子と正孔がクーロン相互作用で結合した準粒子であり,半導体の光物性と光機能を担う中核として長年にわたり膨大な研究がなされてきた.一方でマクロスケールでは電気的に中性とみなされる励起子が,電界などの外場中でどのように輸送されるかの議論は殆どなされていない.本研究の最終目的は,外場中での励起子輸送メカニズムを解明し,励起子を情報担体へと進化させることである. 本課題ではまず,その進化の鍵となる非局在型の室温・長寿命励起子をオリジナル材料ZAIONを用いて実現する.そしてこれを外場による励起子輸送の機構解明の場とするとともに,励起子のドリフト輸送を利用した励起子トランジスタを作製する.