染色体再編成に端を発するバッタ分布変遷の進化史と交雑帯形成に関わる要因の解明
研究課題情報
- 体系的番号
- JP23K23948
- 助成事業
- 科学研究費助成事業
- 資金配分機関情報
- 日本学術振興会(JSPS)
- 研究課題/領域番号
- 23K23948
- 研究種目
- 基盤研究(B)
- 配分区分
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- 基金
- 補助金
- 審査区分/研究分野
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- 小区分45030:多様性生物学および分類学関連
- 研究機関
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- 九州大学
- 研究期間 (年度)
- 2022-04-01 〜 2027-03-31
- 研究課題ステータス
- 交付
- 配分額*注記
- 17,160,000 円 (直接経費: 13,200,000 円 間接経費: 3,960,000 円)
研究概要
転座型の染色体変異を有するサッポロフキバッタでは,異なる染色体集団(X0型,XY型)の分布が重なり,一部が交雑する“交雑帯”の存在が近年明らかになった.本研究では未だ解明されていない転座(XY)型系統の誕生と分布変遷の歴史についてゲノムワイド集団遺伝解析による推定をおこなうと共に,交雑帯の遺伝構造変異を生み出した要因について,交配実験と細胞遺伝学的検討,また微生物感染とホロゲノム解析からの解明を試みる.これにより、転座型染色体の誕生から交雑帯の形成に至った進化シナリオを作成・提示し,染色体再編成に端を発する種分化過程の総合的理解を目指す。