時間的相関と量子もつれから解明する重力の量子性の理論的研究
研究課題情報
- 体系的番号
- JP23K25871
- 助成事業
- 科学研究費助成事業
- 資金配分機関情報
- 日本学術振興会(JSPS)
- 研究課題/領域番号
- 23K25871
- 研究種目
- 基盤研究(B)
- 配分区分
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- 基金
- 補助金
- 審査区分/研究分野
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- 小区分15010:素粒子、原子核、宇宙線および宇宙物理に関連する理論
- 研究機関
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- 九州大学
- 研究期間 (年度)
- 2023-04-01 〜 2027-03-31
- 研究課題ステータス
- 交付
- 配分額*注記
- 18,330,000 円 (直接経費: 14,100,000 円 間接経費: 4,230,000 円)
研究概要
量子重力理論の出発点である「重力は量子力学の枠組みに従うのか、それを確かめる方法と実験への展望、その量子重力理論への意義」を解明するため、重力の量子性の検証法と意味を多角的に研究し、量子技術の発展を利用した実験の可能性を明らかにする。量子的重ね合わせ状態の粒子や振動子が重力相互作用する量子力学系を中心として、時間的相関、量子もつれ、非可換性、ウィグナー関数に現れる重力の量子性の特徴を整理し、非局所性や実在性の破れにより特徴付けられる重力の量子性の検証が、場の理論的アプローチによる量子重力理論とどのように関係するか探求する。オプトメカ系等を用いた実験と結びつく量子重力の新しい研究分野を開拓する。