血管内皮細胞の血圧応答の実態解明に基づく血管恒常性の制御技術の創出
研究課題情報
- 体系的番号
- JP25H01214 (JGN)
- 助成事業
- 科学研究費助成事業
- 資金配分機関情報
- 日本学術振興会(JSPS)
科研費情報
- 研究課題/領域番号
- 25H01214
- 研究種目
- 基盤研究(A)
- 配分区分
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- 補助金
- 審査区分/研究分野
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- 中区分90:人間医工学およびその関連分野
- 研究機関
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- 東京農工大学
- 研究期間 (年度)
- 2025-04-01 〜 2029-03-31
- 研究課題ステータス
- 交付
- 配分額*注記
- 46,670,000 円 (直接経費: 35,900,000 円 間接経費: 10,770,000 円)
研究概要
血圧は、我々の生命活動の維持に重要な血液輸送の駆動力である一方で、様々な疾患の発症に繋がるリスク因子にもなり得る。中でも高血圧は有病者数が最も多い我が国最大の医療課題の一つであり、より安価で効果的な治療法の確立が社会的急務である。しかし、高血圧が血管の恒常性制御をどのように破綻させるかは不明瞭である。本研究では、血圧刺激によって引き起こされる細胞膜近傍の水分子の移動を実験的に可視化し、血管内皮細胞の血圧感知機構を解明する。さらに、血管内皮細胞が血圧を感知してから細胞応答を示すまでの一連の分子機構を体系的に明らかにする。これにより、血圧の外部操作を応用した新たな医療技術開発の学術基盤を創出する。