クリック反応の代表例として,アルキンとアジドの付加環化反応(通称Huisgen反応)が良く知られている.本応募者らは先に,含窒素9員環アルキン DACNを開発し ,これが熱的,化学的に安定である にもかかわらず,無触媒条件下でアジドと特異的かつ迅速に反応して付加環化体を与えると いう優れた特性を有していることを明らかにしている.さらにDACNの窒素上に分子連結部 位を導入した多分子連結型DACN(略称DACN-MMC) の開発にも成功している.DACN-MMCは多様な分子の複合化に有用であり,本研究ではそれを用いたペプチドの高選択的複合化を目指す.