分子の自己組織化に基づくフォトン・アップコンバージョン(TTA-UC)において、三重項励起寿命の長寿命化や、分子集合系における発光量子収率の増大を達成するための方法論を開発する。自己組織性を有する蛍光性アクセプターと二次元有機・無機ナノシートとの複合体を作製し、高いUC量子収率とエネルギーマイグレーション効率の両立をはかって、分子組織化UCにおける未解決問題を解決する。