東アジアにおける農耕の拡散・変容と牧畜社会生成過程の総合的研究
研究課題情報
- 体系的番号
- JP19H05593
- 助成事業
- 科学研究費助成事業
- 資金配分機関情報
- 日本学術振興会(JSPS)
- 研究課題/領域番号
- 19H05593
- 研究種目
- 基盤研究(S)
- 配分区分
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- 補助金
- 審査区分/研究分野
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- 大区分A
- 研究機関
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- 九州大学
- 研究期間 (年度)
- 2019-06-26 〜 2024-03-31
- 研究課題ステータス
- 交付
- 配分額*注記
- 91,910,000 円 (直接経費: 70,700,000 円 間接経費: 21,210,000 円)
研究概要
東アジア先史時代は、農耕社会(中国大陸)、二次的農耕社会(東北アジア、西南中国部)、牧畜社会(北アジア)の4地域から成り立っている。この内、東北アジアの二次的農耕社会の文化拡散・変容と北アジアにおける牧畜社会の成立は、環境変動とりわけ乾燥冷涼化によって起こった可能性が高い。こうした過程を発掘調査など一般考古学的理論・方法のみならず植物考古学や炭化米計測・DNA分析、形質人類学やストロンチウム同位体比分析・筋付着部発達度分析などから実証的かつ総合的に明らかにしていく。そして、東アジアの農耕の拡散や牧畜社会の成立が、ユーラシア東部における人の移動や言語集団の拡散を示していることを明らかにしていく。