神経障害性疼痛に直結する神経回路動作異常メカニズムの解明と創薬への応用
研究課題情報
- 体系的番号
- JP19H05658
- 助成事業
- 科学研究費助成事業
- 資金配分機関情報
- 日本学術振興会(JSPS)
- 研究課題/領域番号
- 19H05658
- 研究種目
- 基盤研究(S)
- 配分区分
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- 補助金
- 審査区分/研究分野
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- 大区分I
- 研究機関
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- 九州大学
- 研究期間 (年度)
- 2019-06-26 〜 2024-03-31
- 研究課題ステータス
- 交付
- 配分額*注記
- 199,810,000 円 (直接経費: 153,700,000 円 間接経費: 46,110,000 円)
研究概要
がんや糖尿病,脳梗塞などに伴う神経系の障害により,モルヒネにも抵抗性を示す神経障害性疼痛が発症する。特に,触刺激で誘発される激烈な痛み(アロディニア)の治療は困難で,多くの患者が苦しんでいるが,「なぜ触覚が痛覚に変わるのか」という根源的な問いは未解明である。本研究では,代表者らがこれまで構築した疼痛・グリア研究基盤と,最近確立した技術(新規アロディニア評価法,神経サブセット特異的機能制御法)を融合させ,アロディニアに直結する神経回路とその動作異常を特定し,触から痛への転換メカニズムを解明する。そして,アロディニアの発症メカニズムの理解を深め,画期的な創薬シーズの発見に繋げる。