気候変動適応型災害免疫力の向上を志向した地域地盤災害脆弱性評価手法の確立と適用
研究課題情報
- 体系的番号
- JP20H00266
- 助成事業
- 科学研究費助成事業
- 資金配分機関情報
- 日本学術振興会(JSPS)
- 研究課題/領域番号
- 20H00266
- 研究種目
- 基盤研究(A)
- 配分区分
-
- 補助金
- 審査区分/研究分野
-
- 中区分22:土木工学およびその関連分野
- 研究機関
-
- 九州大学
- 研究期間 (年度)
- 2020-04-01 〜 2024-03-31
- 研究課題ステータス
- 完了
- 配分額*注記
- 41,470,000 円 (直接経費: 31,900,000 円 間接経費: 9,570,000 円)
研究概要
本研究では、気候変動災害脆弱地域となる火山灰質土や風化残積土を共有する九州と北海道を対象として、過去の降雨や地震履歴、経年的に変化する特殊土地盤の特性を反映できる新しい概念「災害に対する免疫性(災害免疫力)」を提示することで、災害免疫力の違いを自然斜面、切土、盛土などの対象ごとに工学的に表現し、それを反映した命を守るための地盤災害脆弱性リスクの統合的で実効性のある評価手法の確立を目指す。その結果として社会の要求する適応策の効果と整備優先度を客観化できるシステムを実現する。本研究の学術的な新しさは、対象とする地盤の脆弱性が経年的に変化することを災害免疫力の変化として工学的に評価する点にある。