生活習慣病の治療において、薬物療法は重要な手段の一つであるが、病態時の遺伝子発現変化により薬物動態が変動することが近年報告されている。しかしながら、侵襲性の低い方法で薬物動態の主要臓器である腸、肝臓などにおける遺伝子機能を推測するのは困難である。本研究では、血漿からのexosome分取に基づくmiRNA定量法を応用して、病態時薬物動態変動を反映したバイオマーカーを確立することを目指している。