本研究では、世界の多くの国々で広がっている公会計基準設定の民間および国外への「アウトソース」がなぜ起こり、それは何をもたらすのかを明らかにする。そのうえで、公会計が企業会計化することによって、従来の現金主義から発生主義への移行が生じているが、そうした発生主義ベースの公会計情報は有用性をもっているのか否かを国際比較を通じて検証する。