口腔扁平上皮癌の微小環境-癌細胞間シグナルの解明とその制御強化による新規治療戦略
研究課題情報
- 体系的番号
- JP20K10096
- 助成事業
- 科学研究費助成事業
- 資金配分機関情報
- 日本学術振興会(JSPS)
- 研究課題/領域番号
- 20K10096
- 研究種目
- 基盤研究(C)
- 配分区分
-
- 基金
- 審査区分/研究分野
-
- 小区分57060:外科系歯学関連
- 研究機関
-
- 九州大学
- 研究期間 (年度)
- 2020-04-01 〜 2024-03-31
- 研究課題ステータス
- 交付
- 配分額*注記
- 4,290,000 円 (直接経費: 3,300,000 円 間接経費: 990,000 円)
研究概要
近年、癌組織周囲の細胞外基質の硬さが、乳癌の腫瘍形成や浸潤に影響を及ぼすことが報告され、我々も口腔扁平上皮癌周囲の細胞外基質の硬さによる癌形質への影響を見出している。また、癌周囲の炎症細胞による癌形質への影響も報告してきた。これらより癌微小環境変化による癌形質への影響が予想されるが、口腔扁平上皮癌における分子機構は不明である。 本研究では、口腔扁平上皮癌周囲の細胞外基質の硬さにより癌形質へ影響する重要な分子やシグナル経路を解明し、細胞内・細胞間シグナル連関の検討を目的とする。これらの研究成果に基づく癌形質判定法や癌形質を調節する補助併用療法の開発の手掛りを探る。