本研究は、多様な障害特性を包摂し、各障害種に対応した移動を円滑にするサインシステムデザインを構築するための基礎調査として、1)知的障害・自閉スペクトラム症・発達障害を有する人の「わかりやすさ」に着目し、主にサイン上でのピクトグラムのデザインにおける必要な条件を明らかにする、2)結果に基づいたピクトグラムを適用したサインを公共施設で実装する。そのために、人を対象にピクトグラムのデザインにおける「わかりやすさ」に関する調査を行い、調査結果を基にデザインを制作し、実際の環境下での人の経路探索行動に着目しデザインの評価を行う。得られた結果をもとに、サインをデザインし、公共施設に設置し実装する。