炭素ポンプを用いた水素循環制御の研究
研究課題情報
- 体系的番号
- JP21H04456
- 助成事業
- 科学研究費助成事業
- 資金配分機関情報
- 日本学術振興会(JSPS)
- 研究課題/領域番号
- 21H04456
- 研究種目
- 基盤研究(A)
- 配分区分
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- 補助金
- 審査区分/研究分野
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- 中区分14:プラズマ学およびその関連分野
- 研究機関
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- 九州大学
- 研究期間 (年度)
- 2021-04-05 〜 2026-03-31
- 研究課題ステータス
- 交付
- 配分額*注記
- 42,380,000 円 (直接経費: 32,600,000 円 間接経費: 9,780,000 円)
研究概要
これまでの核融合炉研究では炭素壁とプラズマ性能との高い親和性は認知されつつも、放射化の制限から金属壁への変更が進められてきた.これまでの実験結果から金属プラズマ対向壁では再堆積層と母材間に水素バリアが存在することが発見され、金属表面を能動的に制御することで炭素の特性を活かしつつ放射化を制限する可能性が見出された. 本研究では、プラズマに炭素を添加“炭素ドープ”することで対向壁全体に炭素再堆積層を能動的に形成しつつ、炭素の付着確率の高い150℃以下の低温壁で炭素を回収する“炭素ポンプ”を設置して、滞留する炭素量を制限し、水素同位体の吸蔵量を一定値以下に抑えるシステムを構築する.