膵癌における腫瘍促進性好中球の機能獲得機序解明と新規抗体医薬開発
研究課題情報
- 体系的番号
- JP21K07243
- 助成事業
- 科学研究費助成事業
- 資金配分機関情報
- 日本学術振興会(JSPS)
- 研究課題/領域番号
- 21K07243
- 研究種目
- 基盤研究(C)
- 配分区分
-
- 基金
- 審査区分/研究分野
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- 小区分50020:腫瘍診断および治療学関連
- 研究機関
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- 九州大学
- 研究期間 (年度)
- 2021-04-01 〜 2024-03-31
- 研究課題ステータス
- 完了
- 配分額*注記
- 4,160,000 円 (直接経費: 3,200,000 円 間接経費: 960,000 円)
研究概要
腫瘍微小環境に存在する免疫細胞は癌の進展に深く関与するが、好中球の膵癌腫瘍微小環境中での役割は不明な部分が多い。好中球は活性酸素を介した細胞殺傷効果を示す一方、癌組織では好中球系の細胞が微小環境中の他の細胞との相互作用により腫瘍の増殖・阻害に関与している報告がある。本研究では、膵癌微小環境中に存在する好中球が、微小環境中に豊富に存在する間質の構成要員である膵星細胞からの刺激により癌促進性の好中球に分化するのではないかと仮説を立てた。腫瘍組織中の好中球の機能的特徴、血液中と腫瘍微小環境中の好中球の相違点、さらに腫瘍促進性好中球を抑制するような間質細胞由来の治療標的を明らかにする。