陸域における重元素同位体比変動と環境復元指標としての評価
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- 伊藤 茜
- 研究代表者
- 九州大学
研究課題情報
- 体系的番号
- JP21K17882 (JGN)
- 助成事業
- 科学研究費助成事業
- 資金配分機関情報
- 日本学術振興会(JSPS)
科研費情報
- 研究課題/領域番号
- 21K17882
- 研究種目
- 若手研究
- 配分区分
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- 基金
- 審査区分/研究分野
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- 小区分63010:環境動態解析関連
- 研究機関
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- 九州大学
- 関西学院大学
- 研究期間 (年度)
- 2021-04-01 〜 2024-03-31
- 研究課題ステータス
- 完了
- 配分額*注記
- 4,680,000 円 (直接経費: 3,600,000 円 間接経費: 1,080,000 円)
研究概要
地球表層環境の変遷は生物の進化や大規模鉱床の形成に密接に関わっており,その解読は地球化学分野において重要な課題である.重元素同位体の一つであるクロムの安定同位体比は, 酸化還元反応によって顕著な変動を生じる事から,古環境復元のツールとして利用されてきた. しかしながら, 陸域-河川-海洋の移行過程でのクロム同位体比の変動要因や保存性については統一的な見解がない. 本研究では, 地質や環境条件の異なる河川において, 濃度-存在形態-同位体比のマルチ分析から,移行過程での同位体比変動を支配する生物・地球化学反応を定量的に理解し, 酸化還元の代替指標としてのクロム同位体の有用性を評価する.