4,160,000 Yen
(Direct Cost: 3,200,000 Yen Indirect Cost: 960,000 Yen)
Research Abstract
我々は口腔内に存在する味蕾により食物の味を感じている。味感受性や味蕾の代謝は、全身の栄養状態に応じて逐次変化していると考えられる。これまでに、味蕾が味を感じるメカニズムに関しては研究が進んできたが、体内の栄養状態をどの様に感知しているのかは全く不明である。本研究では、細胞外の栄養状態を感知して細胞の代謝を制御する分子として知られるmTOR(mechanistic target of rapamycin)に着目し、味蕾におけるその働きを探索する。マウスを用いた動物実験や、味蕾を体外で培養するオルガノイドという技術を用いて、生体のエネルギー需要に呼応する味覚の調節機構を解明する。