インスリン応答に着目した子宮内膜・脱落膜の機能解明による不育症の新規治療戦略
研究課題情報
- 体系的番号
- JP22K09575
- 助成事業
- 科学研究費助成事業
- 資金配分機関情報
- 日本学術振興会(JSPS)
- 研究課題/領域番号
- 22K09575
- 研究種目
- 基盤研究(C)
- 配分区分
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- 基金
- 審査区分/研究分野
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- 小区分56040:産婦人科学関連
- 研究機関
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- 名古屋市立大学
- 研究期間 (年度)
- 2022-04-01 〜 2025-03-31
- 研究課題ステータス
- 交付
- 配分額*注記
- 3,900,000 円 (直接経費: 3,000,000 円 間接経費: 900,000 円)
研究概要
不育症の発症頻度は妊娠女性の約5%と決して稀ではなく、その25%は胎児染色体が正常を示す原因不明である。原因不明不育症患者の約3割はインスリン抵抗性高値を示すことや、インスリンが子宮内膜や脱落膜に作用し様々な免疫学的・生化学的反応を引き起こすことが知られているが、インスリンがどのように不育症に関わっているかは不明である。本研究では過剰分泌されたインスリンがサイトカインやプロテアーゼの異常反応による脱落膜化障害と絨毛浸潤抑制引き起こし流産に至る、という仮説を臨床検体及びin vitroの実験系で検証し、インスリン応答に着目した妊娠維持メカニズムの分子解明による新たな不育症治療戦略の開拓を目指す。