本研究では、「優れたアイデア」を創出する方法の研究を行う。 <BR> 「優れたアイデアが生まれる背景には、参加者の内発的動機付けが影響していた」という先行研究の理論を基に、内発的動機付けを誘発すると想定される「願望(Desire)」に着目したアイデア創出手法を研究する。チームメンバーの潜在的な「願望」を引き出す手段として、対話型進化計算によるコンピューターの支援を活用する。 <BR> 本手法の評価方法として、アイデア創出の「起点」に於いて、本手法と対極にある「デザイン思考」を比較対象として本手法の有用性を比較評価する。また、本研究を進めながら、人間とコンピューターとの共創によるアイデア創出の可能性も模索する。