鉄鋼材料における炭素クラスターと転位の相互作用の解明
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- 河原 康仁
- 研究代表者
- 九州大学
研究課題情報
- 体系的番号
- JP22KJ2381
- 助成事業
- 科学研究費助成事業
- 資金配分機関情報
- 日本学術振興会(JSPS)
- 研究課題/領域番号
- 22KJ2381
- 研究種目
- 特別研究員奨励費
- 配分区分
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- 基金
- 補助金
- 審査区分/研究分野
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- 小区分26050:材料加工および組織制御関連
- 研究機関
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- 九州大学
- 研究期間 (年度)
- 2023-03-08 〜 2024-03-31
- 研究課題ステータス
- 交付
- 配分額*注記
- 2,200,000 円 (直接経費: 2,200,000 円 間接経費: 0 円)
研究概要
鉄鋼材料を50度で時効処理することで生じる炭素クラスターは、優れた強化能を有する可能性が指摘されている。これまでの研究で、その場引張TEM法を適用することで、転位が炭素クラスターに対して大きく張り出す様子を直接観察することに成功し、炭素クラスターが高強度化に直接寄与することを実証するに至った。また、炭素クラスターを介して、ε炭化物が析出する様子が観察され、炭素クラスターがε炭化物の分散状態を左右することが判明した。 そこで本研究では、炭素クラスターを活用した高強度化を推進するべく、炭素クラスターの結晶構造を明らかにすることで、炭素クラスターの形成機構の起源を探ることを目的としている。