本申請課題はロボット支援腎部分切除術を受ける患者の腎機能温存を目指すためにAIを使って画像支援技術を開発することである.具体的には腎腫瘍の組織型予測モデルと腎腫瘍3D画像を自動生成するモデルを開発し、ロボット支援腎部分切除術を受ける患者の臨床的な有効性を腎機能の観点から評価していく. 元来、腎癌診療においてAIがどのようなメリットがあるか明確に評価されていないため、申請課題の本質は、腎癌診療におけるAIの実現可能性について探索する研究であるとともに、Society5.0に向けた泌尿器科領域における新たなアプローチを提案することである.