近代王権(天皇制)の比較史的研究
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- Breen John
- 研究代表者
- 国際日本文化研究センター
研究課題情報
- 体系的番号
- JP24K04198
- 助成事業
- 科学研究費助成事業
- 資金配分機関情報
- 日本学術振興会(JSPS)
- 研究課題/領域番号
- 24K04198
- 研究種目
- 基盤研究(C)
- 配分区分
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- 基金
- 審査区分/研究分野
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- 小区分03010:史学一般関連
- 研究機関
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- 国際日本文化研究センター
- 研究期間 (年度)
- 2024-04-01 〜 2027-03-31
- 研究課題ステータス
- 交付
- 配分額*注記
- 2,210,000 円 (直接経費: 1,700,000 円 間接経費: 510,000 円)
研究概要
本研究は、近代日本の王権を比較史的に文脈付け、その本質を再考するものである。比較史的な文脈付けがこれまでになかったことは大きな盲点である。明治天皇の即位(1868年)から大日本帝国憲法発布(1889年)までの、天皇制の形成期を扱い、グローバル・ヒストリー理論にも学ぶ。同理論は、近代国家の諸制度が国境を超え「縺れ合う」中、制度の「同型」現象が生まれるという。一制度である近代日本の王権がイギリス、ドイツ、オーストリアなどの王権とどう縺れ合い、また縺れ合った結果王権に「同型」現象が生まれたのかなどを検討する。研究の眼目は、近代日本の王権の形成期にみられる特殊性や普遍性を照らし出すことにある。