薬物動態学や構造生物学に基づいた"真の尿毒症物質"の機能解析
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- 吉田 優哉
- 研究代表者
- 九州大学
研究課題情報
- 体系的番号
- JP24K18312
- 助成事業
- 科学研究費助成事業
- 資金配分機関情報
- 日本学術振興会(JSPS)
- 研究課題/領域番号
- 24K18312
- 研究種目
- 若手研究
- 配分区分
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- 基金
- 審査区分/研究分野
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- 小区分47060:医療薬学関連
- 研究機関
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- 九州大学
- 研究期間 (年度)
- 2024-04-01 〜 2026-03-31
- 研究課題ステータス
- 交付
- 配分額*注記
- 4,680,000 円 (直接経費: 3,600,000 円 間接経費: 1,080,000 円)
研究概要
慢性腎臓病 (CKD)はその患者数の多さから世界的な健康問題であり、特にCKD患者の死因1位である心疾患の予防/治療法の確立が急務とされる。申請者はこれまでCKD時の心臓病態悪化にマクロファージ (樹状細胞)が大きく寄与する機構を解析してきた。その過程で新たに、腎障害時に生体に蓄積する尿素が樹状細胞の機能を変化させることで種々の有毒物質 (尿毒症物質)の生体内蓄積を引き起こすことを突き止めた。そこで本研究では、CKD時の尿素の生理学的役割および分子機構を明らかにする。尿素の”真の尿毒症物質”とし、新規治療法開発につながることが期待される。