金属間化合物で強化された新規フェライト単相耐熱鋼の創製
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- 光原 昌寿
- 研究代表者
- 九州大学
研究課題情報
- 体系的番号
- JP23K26406
- 助成事業
- 科学研究費助成事業
- 資金配分機関情報
- 日本学術振興会(JSPS)
- 研究課題/領域番号
- 23K26406
- 研究種目
- 基盤研究(B)
- 配分区分
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- 基金
- 補助金
- 審査区分/研究分野
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- 小区分26040:構造材料および機能材料関連
- 研究機関
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- 九州大学
- 研究期間 (年度)
- 2023-04-01 〜 2026-03-31
- 研究課題ステータス
- 交付
- 配分額*注記
- 18,720,000 円 (直接経費: 14,400,000 円 間接経費: 4,320,000 円)
研究概要
発電プラントなどで実用されている高強度な高Crフェライト系耐熱鋼は、炭化物を多く含むマルテンサイト組織とすることが常識とされている。しかし、炭化物とマルテンサイト組織は高温で安定な組織とはいえず、それらによる析出強化と転位強化は変形中に徐々に失われていく。本研究では、このような高温で不安定な組織から脱却し、「フェライトを母相とし金属間化合物で強化された耐熱鋼の開発」を行う。そのために、Fe-W系金属間化合物で強化されたフェライト単相耐熱鋼の合金設計・組織デザインと強化理論の構築を行い、高温での延性向上のための結晶粒微細化手法の確立と粒界上析出物デザインの提案を行う。